Silver 999, 38.7 mm, 1 oz.

SKU
21871390
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仕様
その他の情報
発行年 2012
材質
品位 999
重量 1 oz.
直径 38.7 mm
発行限度数 888
デザイン Meir Eshel

ハマットティベリアスからの「秋」モザイク画
「聖地の古代モザイク画」メダルシリーズ 第4次

ハマットティベリアスは古代ユダヤ人の入植地で、ガリラヤ湖の西岸に位置し、ヘレニズム時代(西暦前2世紀)以降の年代のものが発見されています。
この集落の名前は、ハメイ・ティベリアス(Hamei Tiberias)として知られる17の温泉と、西暦20年にヘロデ大王の子女である、ヘロデ・アンティパスによって北に設立された都市、ティベリアスに近接しています。

ローマ時代とビザンチン帝国時代(ミシュナーとタルムードの時代)には、ハマットティベリアスで有名なユダヤ人コミュニティと、有名なユダヤの賢人が、この場所での活動を活発にしていました。(タナーイムとアーモーラーイームが、口伝律法の教師として知られていました)
この時期考古学者達は、ハメイティベリアスの北部と、ティベリアス時代に遡るシナゴーグの遺跡を発見しました。
ユダヤ人の伝統によると、ティベリアには13のシナゴーグがあったそうです。(バビロニア・タルムード)

1921年に道路を舗装している間、ハマットティベリアスのシナゴーグの遺跡が発見されました。この建造物は2度破壊され、4世紀には3回もの再建が行われたと、研究者たちは考察しています。この建物は、ティベリアスにあるユダヤ人の最高自治機関の議長と密接な関係を持った、創設者の一人にちなんで名付けられ、セヴェルス・シナゴーグ(Severus Synagogue)として知られていました。建物の中央には印象的なモザイクの床があり、2つの7 本枝の燭台(Menorahs)、ルラブ(ヤシの枝葉)、ショファー、そしてさらにユダヤ人のシンボルが描かれていました。それはおそらく、シナゴーグの正面にあった聖櫃の芸術的表現であったと考えられます。
モザイク画にはヘブライ語で「シャローム(Shalom)」という言葉がありましたが、献辞はギリシャ語とアラム語で書かれていました。中心となる碑文には、寄付者と建築者、特にセヴェルス(Severus)の名前が含まれていました。
碑文の名前と言語は、当時のガリラヤのユダヤ人の文化と、彼らが世界で一般的な言語であった、ギリシャ語を使用していたことを示しています。
モザイク画に描かれた黄道帯には、その中心にギリシャ神話の太陽の神 へ―リオスがチャリオットに乗っていたもので、ユダヤ人の象徴を描いたものではありませんでした。
ユダヤ教は特に、彼らがシナゴーグの床に表現されることになった場合、険しい像の形成や、より異教的な性質の像の形成を控えています。
人々は純粋に異教徒のモチーフの芸術的価値に関係しており、いかなる宗教的側面にも関係していないように思われるのです。
この地域はキリスト教の影響下にあった場所なので、ローマとヘレニズムの神々はもはや宗教的な意味を持たなくなったことも理解できます。 ハマットティベリアスのシナゴーグも例外ではなく、ベイト・アルファ(Beit Alpha)、チポリ(Tsipori)などの他の場所でも、同様の黄道帯が見つかりました。

星座の周りは1年の月日を表し、4つの女性象は春夏秋冬を表しています。ティシュレイ(Tishrei)、チェシュバン(Cheshvan)、キスレフ(Kislev)はヘブライ語の暦では秋を意味します。そしてニッサン(Nisan)、イヤール(Iyar)、シヴァン(Sivan)は春を意味し、タムズ(Tammuz)、アヴ(Av)、エルール(Elul)は夏を意味しますが、もう一つの季節の名前は保存されていません。(テヴェス(Teveth)、シェバット(Shevat)、アダル(Adar)は冬を意味しているでしょう)。ユダヤ人の伝統の中では、これらの年期は宗教的な意味合いで言及されています。

モザイク画の女性像は優雅で魅力的です。そして芸術家は彼女たちの顔に、バラ色の頬を色付けすることさえ確実にしました。彼女たちは首にチェーンを身に付け、頭の上には各季節に成長する花輪が飾られています。
そして、彼女たちが代表する各季節を特徴付ける物体を持っています。メダルには「ティシュレイ(Tishrei)時代」(秋)を表す数字が表示されます。
秋はブドウの収穫とワインの生産期であるので、彼女はブドウの房を持っています。 「テヴェス(Teveth)」(冬)は頭飾りと、寒い天候を反映した首飾りを身に付けています。残念ながら、彼女のモザイク画の一部は破壊されてしまいました。
残ったのは水がたくさん入った水差しの部分です。おそらく恵みの雨のことを表していたのかもしれません。
「ニッサン(Nisan)」は春の豊富な農産物を象徴する、食物でいっぱいの大きな皿を持っています。彼女の横には、春の特徴である芽吹いた植物が描かれています。「タムズ(Tammuz)」は鎌を抱いており、彼女の隣には大麦の穂があります。
夏の間は、小麦の収穫が主な農業活動です。

このモザイクの床を持つシナゴーグは5世紀のもので、4回修復され、7世紀の初め、ビザンチン時代の終わりに再び破壊されました。
最初のイスラム時代にシナゴーグは修復され、その地域にはユダヤ人の存在が続いていたという事実が証明されました。 (近くのティベリアでもこの事実を証明しています)。 8世紀にはシナゴーグは再び破壊され、その後再建はされませんでした。

シナゴーグの遺跡はタンナ(口伝律法の師)である、ラビ・メイヤー・バアル・ハーネス(Rabbi Meir Ba'al Haness)(この地で学び、教えを説いた律法学者)の墓の近くにあります。
そして今日、シナゴーグの遺跡はイスラエル自然・公園局の国立公園となっており、観光客の参観が可能となっています。

メダル詳細

裏面:英語・ヘブライ語で「聖地の古代モザイク画」、金属の重量と品位、そして 聖地造幣局 (The Holy Land Mint) のロゴ (イスラエルコイン・メダル公団(ICMC)の国際ロゴ)。

エッジ:平滑縁、シリアルナンバー付き。

デザイナー:メイヤー・エシェル(Meir Eshel)

彫刻:スイス造幣局(Swissmint)

鋳造:スイス造幣局

発行名: 古代モザイク画、秋

シリーズ名: 聖地の古代モザイク画


カタログSKU tbl_condition 直径 発行価格 発行年 材質 数量 重量
31871390 38.7 mm Unavailable Info 2013 Gold 9999 360 1 oz.
21871390 38.7 mm 554 NIS 2012 Silver 999 888 1 oz.