ラビ・カヅウリ

ラビ・イツハク・カヅウリ　(1898年頃-2006年)
2011年（ユダヤ歴5771年）公式メダル
「ユダヤ人の賢者」シリーズ　第6次

ラビ・イツハク・カヅウリ（Rabbi Yitzhak Kaduri）は、イラクのバグダヅ（Baghdad）で生まれました。彼の父ラビ・ゼエブ・ディバ（Rabbi Ze'ev Diba）は、彼をバグダヅのジルカ・イェシーバー（ユダヤ人学校）で勉強させる為に香辛料の貿易をしていました。そこで彼は街で有名なユダヤ人の学者に学びベン・イシュ・チャイ（このシリーズのメダルにも記念にされているバグダヅのラビ・ジョゼフ・ハイム）と知り合いました。

ラビ・カヅウリは17歳ですでに天才だったと認識されています。彼はタルムード（口伝律法）を知っており、それは心を惹きつけ、彼は当時最も偉大な学者たちの前で教えを披露することができました。

24歳で彼はアリーヤ（イスラエルへの移住）をしており、そしてエルサレムの旧市街地にあるポラーツ・ヨセフのイェシバ（Porat Yosef Yeshivah）で学びました。1948年の独立戦争の間、ヨルダン軍が侵入し、イェシバの建物は崩壊しました。その時、ラビ・カヅウリはベイツ・エルのカバリスツスのイェシバ（Beit El Kabbalists' Yeshiva）へ移りました。彼はエルサレム付近のブカリム（Bucharim）に住んでおり、製本者として生計を立てていました。その後、彼の父であるイツハクの名の下に彼の息子と後継者ラビ・デービヅ・カヅウリ（Rabbi David Kaduri）により設立された高等裁判所とナハラツ・イツハクのカバリスツスのイェシバ（Nahalat Yitzhak Kabbalists' Yeshiva）のトップとなりました。

彼の謙虚さは際立っており、純真に誰に対しても神の祝福を祈り、世俗的、宗教的、労働者、実業家、子供、高齢者に関係なく、人々を愛し、手を差し伸べ心を通わせることを進んで行っていました。彼は思いやりと愛情をもって皆を平等に受け入れ、閣僚、執行役員、その他個人を含む何千もの人々が、彼の祝福を求めてやってきました。ラビ・カヅウリの祝福がどのように具現化していったのか、多くの人が証人です。

成功を必要としている人や、肉体的、精神的に苦痛のある人の為に励ましや支援をして手助けをするために、ラビ・ カヅウリのはタルムードとカバラに記述された伝統に基づいて、神の祝福を含むお守りを作成することになりました。しかしながら、カバラの学びはユダヤ教において学んだものに限ると強調していました。

ラビ・カヅウリは100歳を超える申し分ない年齢で亡くなりました。数十万人もの人が葬儀に出席をし、何千もの人がエルサレムにある彼のお墓の傍で祈り続けました。

ラビ・イツハク・カヅウリに敬意を表して、彼の5周忌にはメダルが発行されました。
メダルにはラビ・カヅウリが聖書を抱え、彼の右手を子供の頭の上に置きながら子供を祝福している様子が描かれています。彼の右肩の下に彼自身の手書きの文字で2つのヘブライ語で「ブラチャーヱハッツラチャ」(「Braha VeHatzlaha」）と刻まれており、彼が人々に祝福していたであろう「恩恵と成功」を意味します。

メダル詳細

表面：ラビ・カヅウリが聖書を抱え、彼の右手を子供の頭の上に置きながら子供を祝福している様子。彼の右肩の下に、彼自身の手書きの文字で2つのヘブライ語で「ブラチャーヱハッツラチャ」と刻まれており、彼が人々に祝福していたであろう「恩恵と成功」を意味します。

裏面：メダルの裏側は全ての一般的なメダルシリーズ同様、我々の賢人たるユダヤ人の神聖さと知恵を表しています。

エッジ：
銅メダル：ギザ縁
金・銀メダル：平滑縁

デザイナー：アハローン・シェボー（Aharon Shevo）

彫刻：ルーマニア（Romania）

鋳造：
金メダル：聖地造幣局（The Holy Land Mint）
銀・銅メダル：ルーマニア