ライオン

ベエル・シェマからの「ライオン」モザイク画
「聖地の古代モザイク画」シリーズメダル　第5次

ホオルバツ・ベエル・シェマ（Horvat Be'er Shema）はネゲヴ北側の西部にある古代遺跡の跡地です。
歴史的な情報源において、この場所はローマ時代（2世紀）初めに言及され、1989年から1990年にかけて行われたビルサマ（Birsama）と考古学的発行調査が2006年にビザンチン時代に重要であったことを証明しました。少量の土地の遺跡に加えて、イスラム時代とマムルク時代初頭からの遺跡もまたみつけられました。

ベエルシェバは古代の香辛料のルートで、ガザとペトラをつなぐ主要な交通機関と貿易の動脈でした。ヨルダン川を渡り、アラビア半島とアジアから入荷した商品の売買がされていました。そこから、地中海沿岸の北と西に、そして海でヨーロッパや北アフリカへ送られました。このルートはまた、シナイ半島へ向かうキリスト教の巡礼者にも役立ちました。南部国境沿いのローマ防衛の安全ベルトの設計をし、「パレスチナ国境」での仕入れ場所として極めて重要でした。

ビザンチン時代には、宣教活動の権限を与えた結果としてキリスト教の影響と文化がイスラエル国に広まりました。同時に、調査によると、ユダヤ人入植地とナバテアン植民地のように、西部と北部のネゲヴ地域では定住と遊牧民活動が十分に確立されていました。
ビザンチン統治の年が経つにつれて、近頃の人々は彼等の個性を失ってしまいました。
ビザンチン時代の後半（5世紀と6世紀）に、この地域ではイスラエル国にたくさんの教会が建ちました。ベルシェバの教会を含むこの地域でのいくつかの教会が考古学的研究により明らかにされました。

ベルシェバにあるビザンチン教会の建築様式は現在の教会とにています。バリシカ様式の屋根を支えている柱と崇高な礼拝堂のある縦長の建築です。

この性質で造ることで、床のモザイクが発見されましたが、ベルシェバのモザイクは壮大なものです。教会の中央ホールの真ん中にこの美しいモザイクは、動物、物、そして人を描いた55の輪をもつアンフォラから流れ出る弦を特徴としています。アンフォラは中央に面したライオンのそばにあります。芸術家は、異なる色の石を駆使して巧みにライオンの身体を強調しました。太いたてがみ、肋骨、大きな足、長い尾っぽがはっきりとみられます。建物内での他の階にはギリシャ語で10の献呈の銘刻のあるモザイクがあります。そのうちの一つは、信念の為に死に投石されたキリスト教徒であった、聖ステファンに捧げられています。そしてそのため、初めのキリスト殉教者とみなされました。

教会は、7世紀後半にキリスト教からイスラム教統治に引き継いだ時捨てられました。

メダル詳細

モザイクの写真：イェシャヤフ・ランダー、イスラエルの古代の権威への礼儀。

裏面：碑文、ヘブライ語と英語で「聖地古代モザイク」、金属の重さと細かさ、そして聖地ミントのロゴ（イスラエルコイン・メダル公団（ICMC）の国際ロゴ）。

エッジ：平滑縁、シリアルナンバー入り。

デザイナー：メイヤー・エシェル（Meir Eshel）

彫刻：アメリカ合衆国（USA）

鋳造：アメリカ合衆国（USA）