ユダヤ人街
「エルサレムの眺望」シリーズ 第2次
発行日:2017年5月
東の神殿の丘と嘆きの壁を見下ろすユダヤ人居住区は、エルサレム旧市街のユダヤ人地区、アルメニア人地区、イスラム教徒地区、キリスト教徒地区の4つの地区のうちの1つです。
紀元前10世紀からずっとユダヤ人の居住地であるエルサレムのユダヤ人街は、第2神殿時代に華麗の絶頂を誇っていました。 当時、神殿近辺にはエルサレムの貴族と神権を持つものが居住していました。 現在も、ユダヤ人街は豊かな考古学の名残を残しています。ローマ支配に対するユダヤ人の大反乱で破壊された建物の残骸である「焼けた家」や、ローマ支配の時代からの主要道路であるカルドCardoなど現在でも歴史的な現存物として残されています。
1948年の独立戦争の間に、旧市街はヨルダンに支配され、ユダヤ人の住民は退去を余儀なくされました。
第三次中東戦争(六日戦争)の後、旧市街地はイスラエルのパラシュート部隊により再建され、4分の1がユダヤ人の地区として復興され、定住化が勧められました。現在この4分の1のユダヤ人居住区は、約6,000人の居住者が集まる繁華街であり、復元されフルバシナゴーグ(Hurva Synagogue)、学校、ユダヤ教の学習機関であるイェシバスをはじめとする多くのシナゴーグ(Synagogues)が集まる大都市となっています。
メダル詳細
表面:ユダヤ人街に多く見られる、アーチ型の石の通路と、アーチ型の窓の住宅街が描かれています。背景にはフルバシナゴーク、手前にはローマ時代のカルドが描かれています。「ユダヤ人居街」の文字が英語とヘブライ語で刻印されています。
シリーズ共通裏面:エルサレムライオンと、エルサレムの主要な建造物、紋章の輪郭、イスラエルコイン・メダル公団のロゴが描かれています。
碑銘:1オンス、9999純金。1オンス、999純銀の英語表記、英語とヘブライ語での「黄金のエルサレム」の記載と鋳造年。
デザイン:
表面―ルーベン・ヌテルス(Ruben Nutels)
裏面(共通)―ヤーコブ・エンイェディー(Yaacov Enyedi)
鋳造:イスラエルコイン・メダル公団