フラ自然保護区

フラ自然保護区50周年記念
イスラエル銀行発行法定通貨
「イスラエルの景色」シリーズ　第3次

ガリラヤ湖の北のフラ渓谷内、イスラエルを南北に走るシリアアフリカ地溝帯の一部に位置する世界で最も美しい自然保護区の1つです。鳥たちの楽園であり、固有の動植物の生息地の中心です。年に2回、ヨーロッパとアフリカの間を行き来する5億羽の渡り鳥がここを通過します。

1950 年代、耕作地を作るために、フラ湿地帯及びフラ湖の水が排出されましたが、この地域の自然の生態系を守るためには、湖及び湿地帯の一部を元通りにする必要があることが明らかになり、この事業が完了すると、1964 年、同地域はイスラエル初の自然保護区に指定されました。

この保護区には、フラ渓谷に豊富な餌があることを知っているツルやコウノトリ、ペリカンなど200 種を超える鳥が数万羽生息しています。また、ここでは珍しい水生植物も守っています。渓谷内の再冠水させた区域であるアグモン湖も、水鳥や水生植物の宝庫であり、湿地の排水プロジェクトで絶滅しかかった種が保護されています。

第3弾となる「イスラエルの景色」シリーズはフラ自然保護区の創立50周年を記念したものです。その美しいデザインは、息を呑むような風光明媚なフラの風景やフラの王鳥「ツル」を描いています。

コイン詳細

表面：額面、イスラエル国章、英語・ヘブライ語・アラビア語で「イスラエル」、発行年、ミントマーク、10新シェカリムと１新シェケルにはシュロの木、2新シェケルには2羽のツルが舞う姿が描かれています。

裏面：水生植物を象徴するシュロの木とスイレンを描いた風光明媚なフラ自然保護区の風景と、フラ自然保護区の鳥たちの王とも言うべき「ツル」が中央に描かれています。

エッジ：
銀貨プルーフライク：平滑縁
金・銀プルーフ：ギザ縁

ミントマーク：
銀貨プルーフライク：ダビデの星
金・銀貨プルーフ：ヘブライ文字「MEM」

デザイナー：トビット・ウリエル(Tuvit Uriel)

彫刻：ティダール・ダガン(Tidhar Dagan)

鋳造：聖地造幣局 (The Holy Land Mint)