シェケルシリーズ
1969年6月4日 クネセト は、通貨単位のリラ がイギリス委任統治時代のパレスチナのリラに由来しており、「リラ」という言葉が他の国の通貨単位としても使われていたことから、リラからシェケルに置き換える法律を可決しました。シェケルは、第二神殿 時代の重量の単位として聖書に登場しています。ローマ帝国とのユダヤ戦争 の際に鋳造されたシェケル硬貨は、第二神殿への半シェケルの寄付に使われていたシェケルである、ツリシェケル(Tzuri Sheqel)に取って代わりました。
しかし、1960年代の状況を変えるには不十分だと判断され、法律の施行は後に延期されました。
1978年5月、いよいよ新法が施行され、リラからシェケルへの切り替えが行われることになりました。政府は、リラと同じデザインの新紙幣「シェケルシリーズ」を発行しましたが、各額面の末尾には0が一つずつ付けられていました。このため、10リロット は1シェケル、50リロットは5シェカリム 、100リロットは10シェカリム、500リロットは50シェカリムとなりました。5リロット紙幣は半シェケル硬貨になりました。
1980年2月、最初のシェケルシリーズが発行されました。
しかしインフレが進み、通貨の価値が急速に失われていったため、より高い額面の紙幣を発行する必要が生まれました。1985年までに、100、500、1,000、5,000、10,000シェカリムの紙幣が発行された。
このシリーズの500シェカリムからの追加紙幣は、サイズが統一されていたため、製造コストが削減されました。50シェカリムまでの紙幣の裏には、自動認識のためのバイナリコード が目に見えないインクで印刷されていました。
また、これらの紙幣には、透けて見える要素などの新しい安全装置が組み込まれています。
これまでのシリーズの中では、シェケルシリーズが最も多くの異なる額面の紙幣を発行しています。この理由は、1980年代に続いたインフレによるものです。
詳細につきましては、イスラエル銀行(イーガル・アーキン(Yigal Arkin)編集)が発行した「イスラエルの紙幣とコイン 1927年 - 2006年」より、イスラエル銀行の厚意によって抜粋しました。
イスラエル通貨メダル株式会社 (ICMC)は、このユニークなシリーズを誇りに思っています。このシリーズは、長年にわたってイスラエル国家で使用されてきた紙幣を表現するシリーズの第8次です。
このシリーズは、革新的な製造方法で作らており、柔軟且つ紙のように薄い5グラムの純銀シートで構成されています
1,800枚限定生産
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