ヤッファ旧市街

「聖地の古都」地金シリーズ

イスラエルコイン・メダル公団より新しく、8枚組の「聖地の古都」シリーズのご紹介です。1トロイオンスの純金と、純銀のバージョンを取り揃えています。

数々の皇帝たちがこの聖地の古都を征服しようとし、それぞれが独自の歴史を刻み込みました。これらの都市は様々な歴史と文化の光に照らされています。

「聖地の古都」シリーズは聖地の古都のそれぞれの独特な歴史を繰り広げ、世代を超えて伝播、保護されています。

シリーズに使用された8つの古都は、ヤッファ、エーカー、ティベリア、カイザリア、ナザレ、ツファット、アシュケロン、エルサレムとなります。

ヤッファ旧市街　-シリーズ第一弾

ヤッファは、現在のテルアビブ南部にあたる位置に創られた、イスラエルの海岸沿いの丘の都市です。地中海の最も重要な港がある場所として発展し、ヨナ（Jonah）書の聖書によれば、ヤッファは預言者ヨナが神の使命から逃げるために西へと向かう船に乗り込んだ場所です。

ヤッファの歴史は3,000年以上前にも遡り、エジプト、カナン、アッシリア、ペルシャ、セレウコス、マカビアン、ローマ、アラブ、十字軍、マムルーク朝、オスマン帝国、イギリスに支配された歴史を持ちます。19世紀のナポレオンの戦争、1837年の地震と、1936年〜1939年のアラブ人の暴動により破壊されてしまいました。ヤッファは1948年5月条約にて、晴れてイスラエルの都市となりました。

小さく、狭く、小道の多いヤッファは、現在アートギャラリー、服屋やレストランの栄える町となっています。イスラエルの玄関口となった歴史ある港は、現在ではフリーマーケットが有名な漁船のボートやヨットで栄える沖となっています。ヤッファは現在ではイスラエルでも有数の観光地となっています。

純金と純銀に、歴史ある港と建物が特徴的なヤッファの旧市街が刻み込まれています。過去と未来を表すかのように、近代的な建物が栄えるテルアビブが右側に描かれ、歴史あるヤッファの建造物が左側に描かれています。

表面：ヤッファの旧市街の景観と、丘の上にそびえる歴史的な建造物、そして近代的なテルアビブの建造物が描かれています。

線部には、「ヤッファの旧市街」と鋳造年。金貨には「1オンス、純金9999」、銀貨には1オンス、純銀9999」の文字が英語とヘブライ語で刻印されています。

シリーズ共通裏面：「聖地の古都」の英語とヘブライ語での刻印。中心部には古代ハスモン朝のマタティアスアンティゴヌスの硬貨（紀元前40〜37年）の7枝の燭台が描かれています。

デザイン：メイル・エシェル（Meir Eshel）

彫刻：ディダール・ダガン（Tidhar Dagan）

造幣局：ホーリーランド造幣局（イスラエルコイン・メダル公団 ）