Statio IX - Jesus falls the third time

ヴィア・ドロローサ（ラテン語で『苦しみの方法』の意）は歴史的な通りで、エルサレム旧市街の城壁内にあり、イエスが裁判で十字架にかけられ葬儀に至るまでの、実際の道筋なのだと広く信じられています。ヴィア・ドロローサは、キリスト教徒の信者の聖なる巡礼の場所として、また歴史、考古学、民間伝承を組み合わせた、非常に人気のある観光地として知られています。
現在の正確なルートは1700年代に確立されたものですが、その起源は1400年代と言われています。ローマ時代には、特にハドリア皇帝と共に、標準的な都市デザインが確立され、東西には主要道路と、カルドと呼ばれる南北道路（ラテン語で『中心』の意）が20世紀に発掘され、今もなお現存しています。

ヴィア・ドロローサへのキリスト教の巡礼は、ビザンチン 時代から聖木曜日 に始まった習慣で、オリーブ山の頂上からスタートし、ライオンズゲート であるゲッセマネ を通り、最終的には聖墳墓教会 に辿り着きます。
1500年代初頭にフランシスコ会によって、ようやく時系列的に発表されるまでは、その後の世代と宗派はその道を変えました。

それ以来、ヴィア・ドロローサは巡礼の場所というだけでなく、信者のための献身と瞑想の場、そして心躍る本物の観光名所となりました。

第1留と第2留は、ローマの属州総督であったポンテオ・ピラト とイエスの遭遇、そして裁判での出来事を追悼しています。
第3留、第7留、第9留ではイエスがつまずき、十字架の重さにより３度倒れたことを追悼しています。
第4留では途中、イエスと母親のマリアが出会ったという俗説を反映しています。
第5留は共観福音書のエピソードで、キレネのシモンがイエスのために十字架を運んでいたことを表し、第6留ではヴェロニカのヴェール（Veronica’s veil）でイエスの顔を拭うと、そのヴェールに彼の顔が奇跡的に浮かび上がったことを表しています。
第8留は、ルカによる福音書に由来しています。そこでは、イエスが敬虔な女性のグループと出会い、彼女らに説教をするのをやめました。
ローマには十字架のはりつけの習慣があったので、第10留ではイエスが衣服をはぎ取られたのを示しています。
第11留では、イエスの手と足が、木製の十字架に大釘で打ち付けられる恐怖の瞬間が示されています。
第13留は、イエスが十字架から降ろされたことを示しています。イエスは、裁判と張り付けに反対した、アリマタヤのヨセフによって提供された墓の中に、安置されています。

メダル詳細

金属：青銅、24K金メッキ

重量：31.1グラム（ｇr）

品質：プルーフライク

直径：39ミリ（ｍｍ）

色付けあり